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トリガー・パラメータ センシティビティの調整

第3回は、センシティビティー、スレッショルドの調整と解説です。

弱打から強打まで、一番ダイナミクス・レンジが稼げるようにセンシティビティーを調整するのが基本。そのためのノウハウを今回のMovieで確認していきましょう。

 

スネア編 Movie

 

 

パッドの感度 (センシティビティー)

パッドの感度を調節し、叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。

Sensitivity:1 ? 32

値を大きくすると感度が高くなり、パッドを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると感度が低くなり、パッドを強く叩いても小さな音量で鳴ります。

パッドの最低感度 (スレッショルド)

ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読み込むように設定します。これにより、パッドが周囲の振動を拾うのを防ぐことができます。次の図で、B の信号は鳴りますがA とC は鳴りません。
Threshold
Threshold:0 ? 31

大きな値に設定すると、弱く叩いたときに音が鳴らなくなります。
調整をするときは、パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げていきます。パッドを弱めに叩いて、音が欠けるようであれば少し値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設定にします。

リムを叩く強さに対する音量 (リム・ゲイン)

PD-125/120/105、PD-80R、PD-9/8/7、CY シリーズ、VH-12、RT-5S を使用するときの、リムを叩く強さと音の大きさ(ベロシティー)のバランスを調節します。

Rim Gain:0 ? 3.2

値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると、リムを強く叩いても小さな音量で鳴ります。

リム・ショットの鳴りやすさ (リム・ショット・アジャスト)

PD-125/120/105/80R、RT-5S を使用するとき、リム・ショットの鳴りやすさを調節できます。

RimShot Adjust:0 ? 8.0

ヘッドを強打したときにリムの音が鳴ってしまうことがあります。このとき、RimShotAdjust の値を小さくすると改善できます。
※ 値を小さくし過ぎると、リム側のインストが鳴りづらくなります。

クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り替わる強さ

(クロス・スティック・スレッショルド)

PD-125/120/105/80R、RT-5S を使用するとき、クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り替わる強さを調節できます。

クロス・スティック・スレッショルド
XStick Thrshld:0 ? 127

値を大きくするとクロス・スティックの音が鳴らしやすくなります。「0」にすると、クロス・スティック奏法をしたときにもオープン・リム・ショットの音が鳴ります。
※ 値を大きくし過ぎると、オープン・リム・ショットをしたときにもクロス・スティック音が鳴ってしまいますのでご注意ください。

更新:1287307094

横井ジン

22歳までプロドラマーを目指し活動するもあえなく挫折(涙) その後一転TV業界へ=アッコにおまかせ!、TVチャンピオン、進め!電波少年のディレクターを経て、2005年DRUMMER JAPAN設立。やっぱりドラムが好き!

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