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今月はV-Drumsの音源に入っているエフェクト機能のひとつ、コンプレッサーの特集です。
V-Drumsの音源には、さまざまなエフェクターが搭載されています。コンプレッサー、イコライザー、アンビエンスなどなど。この分野はアコースティック・ドラムだとレコーディング・エンジニアが担当するところですが、ドラムの音づくりという点では大切なことなので、多くのドラマーに知って欲しいと思います。コンプを知ると音づくりが格段に進化しますよ!
コンプレッサーとは
小さい音を聞こえやすくしたり、大きい音を抑えたりするエフェクターで、ボーカルなどでは声の音量のバラつきを無くすために使われています。
しかし!
ドラムの場合はそれだけではなく、アタックを強くする、太い音にする、存在感がある音にするといった音づくりにも使われ、その応用範囲はとても広いのです。解説はローランンド Vドラムス サウンド・デザイナーの野村さんにお願いしました。
コンプレッサーの基本
最初は、このグラフを理解するところから始めます。縦軸は音量で横軸が時間(Time)です。赤線の原音がコンプレッサーでどうなるのか・・・、早速MOVIEで見てみましょう。
「コンプレッサー解説MOVIE.1 基本編」
アタックを理解する
アタックとは何か? 音の中でも音が出始めてから、音量が最大になるまでの部分のことを言います。コンプレッサーでアタック感を強くするにはどうすればいいのか、次のMOVIEを見てみましょう。
「コンプレッサー解説MOVIE.2 アタックとは」
コンプレッサーの各設定値の意味
TD-20Xには、トリガー入力1?15のインストのヘッド、リムそれぞれに3バンド・イコライザーとコンプレッサーが使えます。ということは、3バン ド・イコライザーとコンプレッサーが、それぞれ30台内蔵されているんです。これは凄い!実際に機材を積んだら圧巻です。今回は、この設定を紹介していま す。
さらに、、MASTER OUT での音質を加工するマスター・コンプレッサーとマスター・イコライザーを装備していますので、キット全体としての色気を調整できるわけです。
では最後に、コンプレッサーの設定値の意味と働きをおさらいしておきましょう。
「コンプレッサー解説MOVIE.3 各設定値の意味」
次回は、ドラムの中核を担う、スネアドラムの音づくりをお届けします。
更新:1270229771