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みなさん,ついに登場です.V-Drumsの最高峰TD-20KX-S.今月は,2009.9.1に行われたV-Drums EXPOのLIVE映像を交えて,その魅力に迫ってみようと思います.

V-Drums EXPO オーバービュー

ライブ映像でも分かるように,新製品TD-20KX-Sはルックスにこだわり,カラーはステージに映えるシルバーに一新された.シルバーとブラックで統一されたデザインは随所に徹底され,Vドラム全体の存在感を強くアピールしている.

カバリング交換可能なVパッド・Vキック

シェルのカバリングが交換可能になり,シェルラップ・パッケージとして別売りのブールー・メタリックとレッド・メタリックが用意された.映像では五十嵐公太氏はブルー・メタリックを使用している.

今後,サードパーティーから,ユニークなデザインのカバリングが発売されるのではないかと期待している.さらには,東急ハンズなどでカバリング素材を探して自作すれば,世界で一台のオリジナルVドラムの誕生だ.うーん,これは楽しみがぐっと広がった.

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口径が2インチアップしたキックパッド

VキックはKD-140が登場.2インチ(約5cm)大きくなり,フロントフェイスはパンチングメタルを思わせるデザインになった.一体型のメタル・フレームを採用することで剛性が強化され,レッグとキックペダルの取り付け部も改良された.これにより重量が増したことも相まって,安定性が飛躍的に向上した.

今回の2インチアップは,五十嵐公太氏もJohnny Rabb氏も絶賛.アコースティックドラムに例えると22インチのフィールが感じられ,足回りが安定したことで,プレイにもかなり良い影響があるという.

悲願!水平デザインを採用したクロームのドラムスタンド

ドラムスタンドは,MDS-25となって登場.両サイドのアームが水平になったので,シンバルマウントが垂直にセットできるようになった.大歓迎! クローム・フィニッシュされたデザインは精悍で,楽器全体の完成度をも高めている.低重心の設計は安定性に優れ,セッティングもきっちりと決まる.

細かな点も抜かりはなく,ケーブルのマーキング・ラベルが大きく見やすくなり,ライブでのセッティングもスムースになった.

タム・マウントはボールクランプが採用され,ピタッと好みのポジションにセットアップできるようになった.シンバル・マウントもパイプ内にブーム・アームが収納でき,ストレートととしてもスマートに使用できる.

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シルバーになったVシンバル・Vハイハット

VシンバルやVハイハットもシルバーに統一され,ステージ照明をうまく利用すればゴールドやブロンズにも変化するという優れもの.照明さんと打ち合わせがしたくなること間違いなし.裏面は白から黒へ変更され,Vパッドと統一感を出すことでルックスに魅力が増している.

Pearl,TAMAに対応したVパッド

アコースティック・ドラム・オーナーに嬉しい,Vパッド・ホルダーの互換性が強化された.従来の垂直ロッドタイプ(RolandのMDSシリーズやTAMAタイプ)に加え,Pearlタイプ(水平パイプ)のタムホルダーにも対応したのだ.これで両メーカーのハードウェアでVドラムをセットアップすることもできるし,ハイブリッドなセッティングも容易になった.

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音源はVドラムの最高峰TD-20X

音源はTD-20+音源拡張ボードTDW-20の音色と機能が標準装備されており,その実力はDRUMMER JAPAN上でも実証済みである.ヒットの強弱だけではなく,位置や間隔までセンシングして音色が変化する.ハイハットが揺れながらオープンになる音も再現されているから驚き.

また,レコーディングスタジオでも使われる,アンビエンス,コンプレッサー,3バンドイコライザー,エフェクターなども強化され,これ1台でドラムのマスタリングまでカバーしている.

ドラマーやエンジニアなど,現場の声をフィードバックし,最新の技術と経験を注ぎ込んだTD-20Xは限りなくアコースティック・ドラムのフィールに近づいた,

五十嵐公太インタビュー

Johnny Rabb インタビュー

Johnny Rabb ライブ

Johnnyの未公開部分をディレクターズカットで.このプレイからも分かるように,ワンハンドロールの繊細な音色が見事に再現されている.微妙なニュアンスや,クレッシェンド,ディクレッシェンドなどもTD-20から格段に進化しているのだ.

五十嵐公太 ライブ

公太さんはソロの出だしで静と間を表現しながら,このムービーのようにキットを切り替えて,音色のバリエーションをプッシュしている.エッジの効いたキットから,エレクトリックなキットへ流れていく.そして,おなじみの"No.9"へと突入するのだ.

Yokoi

更新:1257040622

横井ジン

22歳までプロドラマーを目指し活動するもあえなく挫折(涙) その後一転TV業界へ=アッコにおまかせ!、TVチャンピオン、進め!電波少年のディレクターを経て、2005年DRUMMER JAPAN設立。やっぱりドラムが好き!

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